2008年03月02日
偉い人ほど敬語で話す(「月刊・中谷彰宏」vol.10 トラック1より)
「正しい敬語が話せますか?」って尋ねられたら、自信を持っては手を挙げられません。

自分が敬語だと思って使っていても、尊敬語と謙譲語の違いが分からないと、おかしな使い方をしてしまっている場合がきっとあるから。

普段、友達との会話で日常的に使っている言葉は、いざって時も無意識のうちに出てしまいます。

銀座のクラブで働いている時に、私の人生の倍を先に歩いている方々が、敬語で話すことに気づきました。
二十歳そこそこの私にですよ。

敬語って言うのは、目上の人に対して使う物だから、私が相手の方に使うのは当たり前ですが、人生の先輩が私に対して敬語で話しをしてくださるなんて。
「私に敬語を使って話をしてもらえる」なんて思ってもみないことだったので、びっくりしました。

超一流の方であればあるほど、そう。

そして、その方々に共通するのは「傾聴」する姿勢です。
常に「教えていただけませんか?」という姿勢だから、傲慢ではないのです。
そう。偉い人ほど腰が低いんです。

「自分より年下の奴の話なんて馬鹿らしくて聴けないし、話す気にもならない」って、若い人より世の中を分かったつもりになっている。
そう思うのが当たり前かもしれないですけどね。
そういう態度の人は、実は本人が何も分かっていないことが多いです。

自分が知っていることは、ほんの一部です。
世界、宇宙と比べたら大したことない超小さな知識ですよ。
まだまだ自分が知らない事なんて沢山あります。

敬語で話すと堅苦しいから、友達言葉やフレンドリーな言葉の方がいいっていうのは、思い込みだったんだって思いました。
そして、相手に敬語で話してもらえると、嬉しいということに気づいた。
それは、自分より年下だから「まぁ〜いいや」とかではなく、対等な立場として会話をしてくれたのだなって思いました。
※歳だけの上下関係って意味ではなくて。

敬語を知っていて使わないのか、知らなくて使えないのかでは、本当に差がでるし、偉い人ほどまさに敬語で話すのだなって改めて気が付きました。
超一流の人はやっぱり凄い!! 年齢を重ねるほど謙虚になるのも、維持をしていくのも難しいのに。
一流の人は常にいろんな事を吸収して、吸収する努力をしているのだって事がわかります。

「月刊・中谷彰宏」――「月ナカ」Vol.10
「空気を読める人が、成功する」――自分の役割を見つける仕事術